産科において主に妊婦健診時に行う診察・検査内容についてご案内いたします。
子宮を中心とした下腹部と、会陰(腟の出口)まわりを診察するために必要な診察台です。
生理に関する症状(生理不順・生理痛・経血が多い)、不正性器出血、下腹部痛、おりもの異常、陰部のかゆみ、陰部のしこり、妊娠初期、妊婦健診、子宮がん検診など。
生理に関する症状(生理不順・生理痛・経血が多い)、不正性器出血、下腹部痛、妊娠(初期~後期)、乳がん検診など。
妊婦さんを対象にご希望で行う検査です。妊娠21週未満で胎児の構造チェックを行います。脳神経・口唇裂・心臓・肺・胃腸・腎臓・膀胱・外性器・四肢・胎盤・へその緒などを確認します。
時間にして通常の超音波検査プラス15分程度ですが、赤ちゃんの姿勢により観察しにくい部位もあり、時間が延びたり後日に再チェックとなる場合もあります。また可能な限り検査技術向上に努め慎重に診察しますが、100%の精度ではないことをご了承ください。
妊婦さんを対象にご希望で行う検査です。妊娠16週~32週が比較的観察しやすい時期とされますが、赤ちゃんの姿勢によって見やすさにバラつきがあります。追加料金はありません。
ちなみに4Dとは縦軸・横軸・奥行・時間をあらわします(つまり3Cは立体の静止画、4Dは立体の動画です)
妊婦さんを対象とした検査で、赤ちゃんの心拍数とお母さんの子宮収縮(陣痛)を脳波のように評価してゆく検査です。赤ちゃんが元気であることについての良い指標になるとされています。子宮収縮の強さと間隔を観察して早産のリスクを察知したり、陣痛刺激による赤ちゃんへのダメージを予測して分娩の経過が順調であるか否かを評価するのに有用です。
母体血のなかに混ざっている、おなかの赤ちゃん由来の様々な物質を測定して胎児異常のリスクを妊娠早期に評価する検査の方法です。
の4種類を組み合わせて評価するため「クアトロテスト」とも言われています。
妊娠15週~18週ごろまでに検査を実施することが望ましいとされていますが、ご家族に染色体の病気をご指摘されたかたがいらっしゃる場合や、出産年齢が30歳台後半以上でなければ強くすすめられる検査では決してありません。
ご心配なかたは、まずは早めにご相談やカウンセリングをお受けになるようおすすめしています。この検査で評価可能な病気は、「18トリソミー」、「21トリソミー(ダウン症)」、「神経管閉鎖障害」の3つだけです。ただし、この検査で確定的な診断はできません。あくまでもリスク(可能性)を評価するだけですので確率が低いから絶対大丈夫といいきれるわけではありませんし、逆に確率が高く評価されたといって診断が確定したわけでもありません。
この際はご相談の上、羊水検査を行う場合があります。検査結果は約2-3週後です。
費用は18,000円(自費、検査料・判断料込み)です。
赤ちゃんの周りにある羊水を少量採取して、その中に浮遊している赤ちゃん由来の細胞から染色体を調べる検査です。お母さんのおなかから超音波検査で赤ちゃんを傷つけないように気をつけながら針を刺して、羊水を約20mL取って調べることで赤ちゃんの染色体の病気を確定的に診断することが出来ます。
お母さんのおなかに針を刺す刺激により一時的に子宮収縮や出血、感染、破水などを引き起こすこともありますが、羊水検査後の流産の可能性は一般に0.5%程度といわれています。このため超音波検査で染色体の病気が強く疑われる場合か、《染色体の病気が生じる頻度》が《羊水検査で生じる流産の頻度》とほぼ同等になる母体年齢(35歳)を越えていて、検査を強く希望される妊婦さんが検査の適応とされます。
ご心配なかたは、まずは早めにご相談やカウンセリングをお受けになるようおすすめしています。
検査結果は約3-4週後です。費用は70,000円(自費、検査料・判断料込み)です。