近年では夫婦約10組のうち1組が不妊症に悩んでいると言われています。
健康な男女が避妊せず定期的な性生活を送っていても2年以上妊娠しない場合を「不妊症」といいますが、結婚年齢が上昇傾向にあるので、早くお子さまを望む場合は1年を目安に検査を受けることをおすすめします。
不妊症の検査項目は女性のかたが多く時間がかかりますが、不妊症の原因は男女半々にあるとされますので妊娠の成果をあげるために、男性側も積極的に協力していただく必要があります。
多のう胞性卵巣などが原因で排卵できない状態をいいます。不妊症の約25%を占めるとされています。
子宮内膜症、クラミジア感染症などが原因で骨盤内の癒着が生じ、卵管の通過障害で卵子と精子が出逢えない状態をいいます。不妊症の約30〜40%を占めるとされています。
子宮内膜が厚くなれずに受精卵をキャッチできなかったり、子宮内感染による癒着、子宮筋腫やポリープが邪魔して受精卵が着床できない状態をいいます。
子宮の入り口を覆う子宮頸管粘液の性状が不良で、精子が子宮の中に入っていけいない状態をいいます。
精子の量が少ない・運動率が悪いなどが主な症状で、男性不妊の約80%を占めるとされています。おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)などの高熱性の感染症・ホルモン異常・寝不足などの疲労やストレスが原因といわれています。
精子の通り道である精管が病気や怪我などで塞がっている状態をいいます。
ペニスの勃起障害・射精障害によって精子を有効に子宮内へ送り出せない状態をいいます。